2018年1月18日木曜日

ドローンの旅 〜 SPARKを持って石垣島へ。

新宿では夜明け前に氷点下まで冷え込むようになった1月の中旬。
カメラバッグにSPARKを忍ばせて石垣島へ行って来ました。

凍えながら朝の4時半に家を出たこともあり、抜けるような青空と汗ばむ陽気を期待して空港に到着しつつも、台湾のすぐ隣の南国とは言え季節は冬。
気温は12度ほどしかなく、時には真っ直ぐに立っていられないほどの強風が吹き付けるコンディションで、東京から着て行ったヒートテックとウィンドブレーカーを脱ぐことができない!

「寒いのは良いんだけど、この風じゃドローンは無理かもなぁ。何と言ってもSPARKだし・・・」と、空港から最北端の岬へと向かう車中でぼんやりと考えていました。




旅の準備



ドローンの旅の行き先に石垣島を選んだのは、ドローンスクールで知り合った友達が仕事で長期滞在していて、彼が島内のディープなスポットのガイド買って出てくれたから。それに彼はJUIDAの認定証を持っているので、フライトが可能な場所の選択はすっかり任せてしまって大丈夫だろう・・・という安心感があったからです。

今回の旅にはSPARKとα6500を持って行きました。
SPARKとPhantom4 Proとで悩んだのですが、Phantomにすると荷物が2倍以上になってしまう。やはり旅の荷物は軽ければ軽いほど良いものです。

SPARKに決めて荷づくりをしてみると、愛用のカメラリュックに以下のギアがすっぽりと入ってしまいましたよ。
・SPARK(バッテリー×2、プロポ、プロペラガード)
・α6500
・E 18-105mm f/4 PZ G OSS ←動画を撮るには欠かせない便利ズーム
・FE 28mm f2 ←暗所で心強い単焦点。α7Riiだと28mm、α6500だと42mmと使い勝手の良い焦点距離で、しかも小さくて軽い!
・ビデオライトとバッテリー(結局使わなかった)
・ミニ三脚(結局使わなかった)
・ZOOM iQ7(ライトニングコネクタ専用のステレオマイク) ←今回のムービーのBGMはこれで録音
・Macbook Pro15インチ
・iPad mini
・USB充電器(Macbook以外は全てUSBで充電できる!)

そして写真左側の荷室に、一泊分の着替えと洗面セット。
オトコの一人旅ってのは荷物が少なくて済むんですよね。


この他に、トートバッグにRICOH GRや財布を入れて飛行機に乗り込みました。


ムービー



今回の旅も、いつもと同じく事前に撮る場所など何も考えずに現地に入り、思いついたまま撮るというスタイルでした。カッコ良く言えば「ラン・アンド・ガン」で、わかりやすく言うと「行き当たりばったり」です。

BGMは『沖縄料理のライヴ居酒屋 うりずん(公式サイト)』でパフォーマンスをされていた大城 悠さんの島唄を録音したものです。もちろんご本人とお店の許可済み。
唄は八重山民謡の『デンサー節』。歌詞が心にしみる教訓歌なのです。




ムービー内各所の補足説明




石垣島最北端にある平久保崎の灯台。
強風がびゅうびゅうと吹いていて、一瞬カラダが吹き飛ばされそうになりました。
石垣島をぐるりと囲む遠浅のショアは、天気が良ければエメラルドグリーンに煌めくんでしょうね〜


サトウキビ畑。この中で聴く風の音は「びゅうぅ」でも「ごおぉ」でもなく、「ざわわ」なんだそうです。


川平湾。石垣島の観光スポットと言えばココですね。
でも観光客が多くてドローンを飛ばすのは厳しいです。


今回の旅ではドローンは無理かな、と諦めかけた頃、雲の切れ間から青空の面積が徐々に増えていき、いつしか風も止みました。これが島の天気なんですかね。あたりを見回しても誰もいない。
「今だ」とリュックからSPARKを取り出してフライト。


島を南西に下っていると、車道沿いに突如として現れた奇抜なオブジェ群。
独特すぎるシーサーですが、詳しくは『米子焼工房(公式サイト)』をチェックしてください。


『嘉とそば』(トリップアドバイザーのページ)で八重山そばのランチ。
えびがたっぷりと乗った「エビそば」。石垣島は車海老の養殖が盛んだそうです。
添えられているジューシー(炊き込みご飯)もモズクも島豆腐も、素朴な味付けで美味しかった。


車で南下していたら、車道の脇の手すりに天然記念物のカンムリワシが!!
地元の人でも滅多に見ることはないそうで、通りすがる車がみんな止まって中から人が降りてくる。

まだ子供のカンムリワシだそうですが、写真を撮るために5mくらいまで近づいても、こちらに気を取られることなく悠然と佇んでいる。さすがの風格です。
カンムリワシを取り囲む中にいた地元の人が「カンムリワシが現れると雨が降る」と言っていたんですが、実際にその2時間後には雨が振り始めました。

このカンムリワシとの邂逅は、間違いなく今回の旅のハイライトでした。


先程ムービーのところで紹介した『うりずん』。
興が乗ってくるとお客さんがみな立ち上がってカチャーシー。
琉球に来たな〜と実感する瞬間です。

店に入ってオーダーをして飲み物が運ばれてきたところで、スタッフのお姉さんが僕が手に持っていたSPARKを観るなり「これなんですか? え!? ドローン???」と話が盛り上がり、乾杯の前だし店内に他のお客さんもいないのでプロペラガードを装着して軽くフライト。他のスタッフも「えー観たい!」と中から出てきて大盛り上がりしましたよ。その様子はムービーの後半に入れてあります。


石垣島の美味しい牛肉を「石垣牛」というブランド名の付いた肉よりリーズナブルに提供してくれる『きたうち牧場(公式サイト)』。東京や大阪にも支店があるようです。

わたくし、ここ数年はサシの入った牛肉を食べるとすぐに胃もたれをしてしまうのですが、この肉はぺろりと平らげてしまいました。うまい、うまい。

幸せなお肉様と泡盛で腹が一杯になったところで、気風の良いママが切り盛りするディープなスナックへと流れて行ったんだけど、途中から記憶が途切れがち・・・。





氷点下の新宿を出たのが20時間前。
ついさっきのような気もするし、随分と前のような気もするが、いや〜濃密すぎる一日だったわ〜

「ガイドブックに載っていない石垣島」をアテンドをしてくれた池田さんに感謝です!


SPARK




日中のほとんどの時間は風が強かったり周囲に人がいたりで、結局ドローンを飛ばしたのは、映像に入っているビーチとマングローブ林の2ヵ所のみでした。

<「もうちょい」なところ>
・質量の軽いSPARKはとにかく風に弱い。

・風がそれほど吹いていなくてもスピードが出ないので(20km/hぐらい?)、「頭に描いているシーンを撮れる」タイプのドローンではない。Mavic Proの運動性能がいかに高いかを再認識。

・100mほど離れた海上でFacebookのLiveをオンにした途端に「機体未接続」が表示されてロスト。ちょっと焦りましたが、無事にRTHして帰ってきました。かわいいやつだ。
いや、ちょっと不安なやつだ(^_^;)

→「セルフィードローン」なので、あんまり遠くにお使いに出さない方が良いかもしれない。

・1080p 30fpsだけどビットレートが24Mbpsしかないので、画質というか解像感はやっぱイマイチ。

<「ええやん」なところ>
・室内で(例えばLive居酒屋で)飛ばせるってのは、大きなアドバンテージ!
※SPARKは側面と後方には衝突回避センサーが装備されていないので、室内で飛ばすのならば送信機(プロポ)とプロペラガードは必須です。

・飛ばしたいと思った瞬間に、カメラバッグから取り出して飛ばせるまでのアクションが早い。

・何と言っても荷物が軽くなるので、旅で最も大事な”機動力”が格段にアップ。

って感じでしょうか。ま、みんな知ってることかも(笑)

SPARKは小さなボディとトレードオフになっているデメリットも色々ありますが、旅の荷物は割り切りが必要ですから。
遠景をすんごくキレイに撮った動画は、誰かがInspire2やM600で撮ってくれたのをYoutubeで観れるんだけど、自分の旅の中で自分でしか撮れない瞬間を捉えるチャンスが高いのはSPARKなのかもしれませんよ。

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